其の二十七
散歩の時間を短くしようと思って、白夜、ジーフォン、アゼルを連れて田んぼで走らせた。
「待て待てかもー!」
必死に追いかけるジーフォン。
ボルゾイ相手に追いつけるとでも思っているのか。
挟んだけれど
やっぱり逃げられた。
鬼瓦みたいだ。
「待ってー」
ごめん、噴いた。
狛犬か何かか、これ。
それにしても足が短いな。
ちょっと嬉しそうだし。
「鬼、交代かもー」
休んでいたアゼルに追いついた。
「また鬼かも!」
斜面に座るとは器用だね。
これで本人は隠れているつもりらしい。
丸見えなんだけど。
この後ジーフォンは、もたもたと斜面を降りている間に置いていかれた。
後頭部。
何かに似ているんだけど、思い出せない・・・。
ボアスリッパ。
換毛期を考えると憂鬱になりそうだ。
帰り道、ジーフォンは疲れたのか座ったまま動かなくなった。
散歩の時間は短縮できたけれども、精神的にすごく疲れた・・・orz
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